さらに変形性関節症の人が湿布を貼ったりお風呂に入るだけでも痛みがましになったりするのはなぜでしょうか?
これらの事を考え合わせるとどうも従来の説明では矛盾が多すぎるのです。
では、本当の原因は何なのでしょう?
現在では色々な検査機器の発達、運動力学や運動生理学の進歩、又、疼痛学の進歩などにより色々な事がわかるようになりました。
痛みとは皮膚や筋、筋膜、腱、靱帯などにあるセンサー(侵害受容器)が外力や損傷、ストレス等の刺激を受け、その刺激が脳に伝わり「痛い」と判断するいわゆる筋痛症(筋筋膜性疼痛症候群)なのです。
人の体は骨格だけでは動くことは出来ません。人の体は骨格を取り巻く筋肉やその他の組織が脳からの命令により多種多様な動きをします。
その動き方により色々な痛みが形成されるのです。